2014年05月10日
トリーター:島森

健康管理

こんにちは、島森です。

朝晩はまだまだ冷え込みますね。みなさん体調崩されてはいませんか?

さて、季節の変わり目は私たちだけでなく動物たちも体調を崩しやすいんです。体調を崩してしまわないよう、私たちは毎日の動物の健康管理が欠かせません。今回は健康管理の為、トリーターがどんなことを行っているのかザックリとご紹介します。

一番大切なことは「観察」。毎日の動物の状態を観察していないと、体調を崩した時すぐに気付くことができませんよね。例えば、どんな泳ぎ方をしているのか、トリーターが近づいた時の反応はいつもとどうかなどの行動の観察。身体のどの部分に傷があったかなどのようすの観察。そして、呼気は臭くないか、便はいつもと違う臭いがしていないかなどなど、いろんなことを毎日観察しています。

観察の次に大切なのは「健康管理の為のトレーニング」。私たちトリーターは、健康管理の為に体温測定や尿検査、採血、体重測定、体長測定、呼気検査、超音波検査などができるようにトレーニングをおこなっています。観察だけではわからないことを、検査することで病気の予防や治療に役立てることができるんです。

どんな風に検査しているのか気になりますよね。いくつか検査方法をご紹介します。

体温測定は、温度を測るセンサーを肛門から入れ直腸温を測っています。朝と夕方に測定しているので、機会があればイルカたちのプールを覗いてみてください。

採血は、イルカは尾鰭から、アシカは後肢から獣医が針を刺して血液を採ってくれます。

超音波検査はポータブルの機械を使います。お腹にガスが溜まっていないかな、肺はきれいかななどと獣医が診てくれます。妊娠している個体の場合は、お腹の赤ちゃん元気に育っているかなと定期的に検査をすることがあるんですよ。

こんな風に私たちトリーターは動物の健康管理をおこなっています。ザックリとした紹介でしたが、少しはどんなことを行っているか知っていただけましたか?イルカやアシカたちが元気に生活していけるように、これからもしっかりと健康管理をしていきたいと思うきょうこの頃です。

みなさんも体調くずされないように、お気をつけください。

イルカショースタジアム

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