2014年05月30日
トリーター:大内

バンザ~イ

オキゴンドウ「セーラー」オキゴンドウ「セーラー」

みなさん、こんにちは。
ゴールデンウィークも明けて、気温も上がり初夏の陽気となってきましたね。最近では夏日もちらほら観測され「暑いな」と感じる日も多くなってきました。

そんな中、最近私が一目置いていることがあります。それはイルカたちのおこなう種目で、私たちが「バンザイ」と呼んでいるその場でジャンプをする種目です。
この「バンザイ」はトリーターが飛ぶ方向(左方向・右方向・中央の 3方向)に合わせてイルカも飛ぶという種目で、特にバンドウイルカの「シェリル」がおこなう中央の「バンザイ」に注目をしているんです。

「シェリル」のおこなう中央の「バンザイ」はやたら水しぶきが上がり、客席まで届くほどです。これから夏本番に向けてお客さまに涼んでいただくためにもってこいの種目なんです。
「シェリル」でも結構な水しぶきが上がるんですが、これをオキゴンドウの「セーラー」がやったらどうなるんだろう?
もっと水しぶきが上がってもっとたくさんの人に涼んでもらえるんではなかろうか?
と思い、まだ中央の「バンザイ」ができない「セーラー」のトレーニングを始めました。

まず最初は左右の「バンザイ」同様、水中に沈めます。
その後、なるべく高い位置で両手の握手を出します。そうすることで「セーラー」に左右に飛ぶだけではなく、そのまま伸び上がることもあるということを教えていきます。
段々伸び上がることが分かってきたら、次に両手の握手のサインを徐々になくしていき、手にタッチしなくても伸び上がるということを教えます。
最終的にはトリーターがその場で上に伸び上がることで「セーラー」も垂直に伸び上がります。
最近やっとサインで垂直に伸び上がるようになってきましたが、イマイチ水しぶきが上がらないんです。ですから今後は水しぶきが上がるような着水をするように教えていって、なんとか夏までにお客さまに涼んでいただけるようにしますので、みなさんぜひ、夏には“えのすい”に足をお運びください。

またトレーニングの過程が見たい方はあしたからでもぜひ足をお運びください。
「セーラー」ともども、お待ちしています。

イルカショースタジアム

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