2014年07月28日
トリーター:島森

睡眠

イルカショースタジアムイルカショースタジアム

こんにちは、島森です。

夏が来たぞ~!と全力でアピールしているかのように、暑い日が続いていますね。この暑さに私はだんだんと体力を奪われております(笑)体力を奪われないようにするには、水分補給と塩分補給は欠かせないですね(^^)

欠かせないといえば、“睡眠”は私たち人間や動物たちにとっては欠かせないことですよね。つい先日、お客さまとの会話の中で「イルカってどうやって寝ているんですか?」と聞かれました。せっかくなので、今回はトリーター日誌でも“イルカの睡眠”についてお話しようと思います。

時々テレビで紹介されていることもあるので、知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、イルカは脳を片方ずつ休ませて睡眠をとっています。右眼を閉じている時は左脳を、左眼を閉じている時は右脳を休ませているんです。片方の脳を休ませている間は、もう片方の脳で外敵が近付いていないかな、我が子は元気に泳いでいるかななど見て判断をしています。

“えのすい”のイルカたちはプカプカと浮いた状態で寝ていたり、プールの底に沈んで寝ていたりとみんなの寝方や寝る場所はそれぞれ。泳ぎながら寝ることもできるので眠りが浅いこともありますが、プールに外敵はいないのでわりとしっかりと眠っていることがあります。底に沈んで寝ていたら溺れてしまわないかな?と思われるかもしれませんが、底に沈んで寝ていても、時々浮上してしっかり呼吸しているんですよ。

ちなみに、私が担当しているハナゴンドウの「ビーナ」は、先日ショーの前にプールの底に沈んで寝ていて、周りの子たちが動き出しても一人出番が来たことに気づかず寝ていました(笑)

現在“えのすい”では、ナイトアクアリウム を開催中。閉館時間が 20: 00で、ショースタジアムも閉館時間までは自由にご観覧いただけます。もしかしたら、寝ているイルカたちに会えるかもしれませんよ。もしも寝ていたら、そっと見守ってあげてくださいね。


※ナイトアクアリウムは開催していない日もありますので、詳しくはホームページをご覧ください。

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