セミエビ出勤途中にクマゼミの声を聴きました。
初夏のニイニイゼミに始まり、ヒグラシ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、そしてクマゼミ。
盛夏を奏でるセミたちが出そろい、立秋過ぎのツクツクホウシを待つだけになりました。
セミの声を聴くと毎日夢中で追いかけていた子どもの頃を思い出します。
まず初めにそんな蝉に形がよく似たセミエビを紹介します。
一般的にはイセエビほど馴染みのないエビの仲間ですが、セミエビは高級食材として知られています。
上品な味のイセエビに比べて、セミエビは野性的で濃厚な旨みと甘味が特徴で、刺身、焼き物、汁物など、どんな料理にもよく合います。
一度食べると忘れられない味なのです。
相模湾キッズ水槽で仲間のゾウリエビと一緒に展示しています。
形もおもしろい生き物なので、ぜひご覧ください。
ソウシハギ
同じ水槽に
ソウシハギを展示しました。
先日江の島の定置網にかかったものを譲っていただきました。
南の暖かい海域を好む魚ですが、海流に乗って夏から秋にかけては関東地方にもやってくることがあります。
ソウシハギは青いライン状の模様とうちわのような尾びれが特徴の、きれいでユニークな形の魚です。
水温の高いこれからの季節は、堤防からの魚釣りでもかかることがあります。
おいしくて有名なカワハギの仲間なので、つい食べてみたくなるかも知れませんが、ソウシハギは食物由来の強力な毒を蓄えていることがあります。
触っても大丈夫ですが、特徴を覚えて絶対に食べないようにしてください。
魚をおいしく食べていただく伝道師として社会で活躍する人材育成を目的とした、日本おさかなマイスター協会主催のおさかなマイスター講座に参加させていただきました。
先日無事試験に合格して、「おさかなマイスター」に認定していただくことになりました。
今回学んだ知識を生かして水族館での食育活動に貢献していきたいと思います。