2014年09月15日
トリーター:佐野

亀は万年?

孵化当日と現在の子ガメ孵化当日と現在の子ガメ

きょうは敬老の日。おじいちゃん、おばあちゃんに感謝を伝える日です。ご長寿ということで、よく話題に上るのはカメです。
ウミガメの飼育を担当していると、「ウミガメの寿命は何年ですか?」という質問をよく受けます。答えは「謎」です。未だその寿命は明らかにされていないのです!

今、“えのすい”暮らしが最も長いウミガメはアオウミガメの「レッド」と「エル」で 1968年に“えのすい”にやってきました。水族館暮らし 46年の超ベテランです。しかし、“えのすい”にやってきた時の年齢は定かではありません。 46+α年です。
去年死亡した飼育下世界最高齢のアオウミガメの「ジャンボ」は 57年水族館で暮らしていました。搬入時すでにおとなの大きさであったので、少なくとも 19年以上で“えのすい”にやってきたと考えています(ジャンボがやってきたインド洋ではおとなになるまでに 19年はかかるといわれています)。つまり少なくとも 76歳以上は生きたのではないかと推測されます。

去年ふ化した子ガメたちも、順調に元気に暮らしてくれれば、この先何十年と長生きしてくれることでしょう。そしてこの子ガメたち、 9/ 17で 1歳を迎えます。
写真はふ化当日と現在のものです。たった 1年で同じ生き物とは思えないくらい大きくなりました。

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