2014年10月11日
トリーター:角張

秋のおともにクラゲはいかが?

エダクダクラゲエダクダクラゲ

最近はだいぶ涼しくなる時間帯もあり、秋が深まっているなぁと感じますね。
先日、クラゲのようすを見ていた時にふと気付いたことがあるんです。

「このクラゲ、トマトに似てる・・・。」

そのクラゲとは・・・エダクダクラゲです!
傘の直径が 1cmにも満たない小さなクラゲで色は透明なのですが、傘を真上から見ると、中に透けて見える生殖腺が 4つや 5つに枝分かれしていてトマトのヘタのように見えます。
先輩トリーターも同意見だったので、みなさんにもトマトに見えるはずです・・・!

他にも食べ物に似ているクラゲがいないかと思って探してみました。

その結果は・・・見つかりました!サムクラゲです!


サムクラゲ

サムクラゲは英名が「Fried egg jellyfish」、簡単に和訳してみると「目玉焼きクラゲ」。
そうなんです、目玉焼きに似てるんです!
傘の真ん中あたりがほんのりと黄色くなっているので、その部分が黄身のように見えます。ただし、サイズが大きいのでおばけのような目玉焼きに見えてしまうかもしれませんね(笑)

食べ物に似てはいるものの、残念ながらどちらも食用の種類ではないこの 2種(ちなみに現在展示しておりませんが、食用となるのはビゼンクラゲやスナイロクラゲなどです)。
エダクダクラゲは「クラゲサイエンス」、サムクラゲは「クラゲファンタジーホール」でご覧いただけます。
ぜひ、実際に似ているかどうか、みなさんの目で確かめてみてください!

形も色も大きさも様々で、じーっと見ていても飽きないクラゲ。
まるで美術品やガラス細工のように見える種類もいて、とっても魅力的です!
みなさんも、芸術の秋、そして食欲の秋のおともにクラゲ観察はいかがですか?

クラゲサイエンス

RSS