2014年12月14日
トリーター:加登岡

乾燥肌

オキゴンドウ「セーラー」オキゴンドウ「セーラー」

空気が乾き、肌が乾燥する季節となりました。
私の手も段々とカサカサしてきています。
私たち人も肌が乾燥するのはもちろんのこと、イルカショースタジアムの動物たちも肌が乾燥してしまうことがあります。
動物たちも、というよりはオキゴンドウの「セーラー」が、といった方がいいかもしれません。

常に水中で暮らしているクジラがなぜ乾燥してしまうのと思う方もいるかもしれませんが、「セーラー」は違います。
なぜかというと、夜間休息する時にずっとぷかぷか水面に浮かんで動かないのです。
噴気孔付近だけ水面から出して浮かんでいるので、その周りだけ乾燥してシワシワになってしまいます。定期的に水中に顔をつければ乾燥することはないはずですが、よっぽど動かないのでしょうね。触ると皮膚が乾燥して固くなっており、他の部分と比較すると全然違います。固くなりすぎてひびわれてしまっている部分もあります。

そこで夕方、乾燥してしまっている部分に保湿用の薬を塗っています。これで夜間の乾燥を防ぐのです。この薬を塗ると、その部分だけ白くなってしまうので、全身真っ黒な体の一部が白くなっているのが面白いです。
でも、薬を塗っているかいあってか、段々と皮膚も潤ってきています。
この冬、「セーラー」は保湿対策で乾燥肌と戦います!

イルカショースタジアム

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