2015年01月09日
トリーター:岩崎

今週のおすすめ

カワハギカワハギ

今週のおすすめは“肝”つながり。
“えのすい”のおさかなマイスターから、旬のカワハギとアンコウを紹介します。

カワハギはフグに近い種類の仲間で、おちょぼ口に丈夫な歯、背びれと尻びれをなびかせて器用に泳ぐ姿がおもしろい魚です。
歯ごたえと甘みがある白身の魚で、栄養を蓄えた肝臓が大きくなる秋から冬にかけて旬を迎えます。
このカワハギの肝臓が絶品で、たっぷりと醤油に溶かした肝和えは濃厚な脂の旨みがさっぱりとした刺身によく合います。
さらに刺身の上に直接肝を乗せてから醤油を付けるのが通な食べ方。
舌の上で肝の旨みと刺身の歯ごたえを存分に味わうことができます。
冬は暖かい鍋物にしてもよく合います。
顔や動きがとてもユニークな魚なので、じっくり観察したい場合には海岸水槽がおすすめです。
相模湾大水槽のダイビングショー“フィンズ”では、カワハギたちが餌を食べる時のようすを紹介しています。
最近のカワハギたちは絶好調。
餌を食べるようすとカワハギたちだけが出せる“音”をお楽しみください。


アンコウ

“肝”いえばアンコウ。
片瀬江ノ島漁港に今朝水揚げされたばかりのアンコウを、太平洋ゾーンに展示しました。
骨以外は捨てるところがないといわれるアンコウ。
エラ、身、ひれ、皮、胃、卵巣、そして肝。
アンコウの 7つ道具と呼ばれ、冬の鍋料理として親しまれています。
身はから揚げにしてもおいしく、肝を蒸したアン肝は珍味としてあまりにも有名。
扁平な体型で海底に潜み、餌に似せた突起で魚や小動物を誘き寄せ、たくさんのひだが付いた大きな口で豪快に丸呑み。
アンコウは待ち伏せ型の食事に適した不思議な体形に、愛嬌のある顔つき、しかも胸びれが海底を歩くように移動できるように変形しています。
とてもおもしろい魚なのでぜひご覧ください。

週末は“えのすい”でカワハギとアンコウをお楽しみください。
そして新年会は・・・。
カワハギの刺身にアンコウ鍋で決まりですね!

※アンコウの展示は終了いたしました。

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