2015年02月07日
トリーター:樋口

愛情たっぷり退院

ツバメウオツバメウオ

みなさんこんにちは!

“えのすい”の生き物たちはみな愛情たっぷりに飼育していますが、今回は特に(主に私の)愛情がたっぷりつまった生き物をご紹介します。

それはツバメウオです!
昨年の初夏頃、定置網にかかったということで“えのすい”に 4匹やってきました。
まずようす見(トリートメントといいます)として予備水槽に泳がせていました。

ところがこのツバメウオたち、ただ者じゃあ無かったんです・・。

なんと、ありとあらゆる病気にかかりまくるという凄まじい(?)スキルを持っていたのです! 特にこの子たちは肌や環境の変化に弱かったみたいです・・。

まず定置網にかかったときにできた、すり傷が赤くただれてきました。
目が白く濁ってきました。
薬を餌にいれて治療しました。

再び赤いただれがでてきました。
また目も濁ります。
薬を塗って治療しました。

この治療の間に手から餌を食べたり、手を入れると近づいて来たりよく慣れてくれて、とてもかわいいです!

体に寄生虫がつきました。
取っても取っても寄生虫がつきます。
薬を入れた水に泳がせて治療しました。

入っている水槽を掃除してみますが、また寄生虫がつきます。
目は常に濁っています。
同居魚に背びれをつつかれ、背びれを負傷します。
ツバメウオ用の水槽を作り、治療に専念します。
赤いただれを治します。
ほぼ完治しました!

やったー!病気がすべて治った!・・・・と思ったのもつかの間。

今度は白点病という病気にかかります。
再び白点病にかかります。
根気強く治療をしました。

この間、約半年!
休む間もなく、さまざまな病気にかかり、治していきました。

そして、やっと先日水族館入って波の出る水槽の左(ジャブジャブ水槽と呼んでいます)にデビューできました!! こんなにたくさんの病気にかかったのに、無事に元気になってデビューできて育ての親としては涙ぐむ思いです。

治療をご指導いただいた凄腕魚医者Sトリーターありがとうございました!

みなさんぜひ、幾多の苦難を乗り越えたジャブジャブ水槽のツバメウオを今後も応援してあげてください!
現在は栄養満点の餌を元気にもりもり食べています!

相模湾ゾーン

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