2015年03月07日
トリーター:角張

クラゲのお部屋の秘蔵っ子

シマイシガニの脱皮殻シマイシガニの脱皮殻

いつもこのトリーター日誌でクラゲの話題ばかり挙げている私ですが、今回の日誌の主役は相模湾キッズ水槽に登場している「シマイシガニ」です!

このシマイシガニ、キッズ水槽に登場する前はクラゲを飼育しているバックヤード(クラゲ生産室といいます)で飼育していました。
「クラゲを飼育する部屋なのになぜカニ?」と思った方もいると思います。実は、一昨年タコクラゲを採集した時に一緒にクラゲについていたカニなんです。
シマイシガニは小さいころ、タコクラゲなどの傘の下に隠れて生活することがあります。クラゲの餌を横取りしたり、時にはクラゲ自体を食べたりしてしまうこともあるそうです・・・

タコクラゲとともに“えのすい”にやってきたシマイシガニたちは、クラゲと別々にしてクラゲ生産室で飼育を始めました。餌を食べて脱皮を繰り返し、ぐんぐんと大きくなって、初めは 1.5センチほどだった甲羅の幅が、今では 8センチほどになりました。
せっかく立派になったということで、キッズ水槽に登場させることになりました。

飼育を始めてから 1年半くらい経っているので、“えのすい”歴は私よりも先輩ですね(笑)
餌をあげるときや、水を換えてあげるとき、なかなか攻撃的な動きをするシマイシガニたちですが、脱皮殻を大事に保管されたりもしていて、生産室ではアイドル的存在になっていました・・・(笑)

相模湾キッズ水槽でシマイシガニを見かけた際は、小さなころクラゲの傘に隠れていた姿を想像してみてくださいね!

相模湾ゾーン

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