2015年04月09日
トリーター:伊藤

泥の水槽お久しぶり

相模の海の水槽群「干潟」相模の海の水槽群「干潟」

4月といえば入学進学の季節です。当館でも新入社員が入ったほか、在職員も小さな担当替え(異動)があり、現在新しい水槽の把握にてんてこ舞いの日々です。

相模の海ゾーン前半にある一面泥の「干潟水槽」。本水槽の担当が再び回ってきました。環境水槽と並んで私が入社初期に担当した水槽であり、思い入れもあるので、とても嬉しいです。

本水槽は展示生物こそ地味で通好みですが、種類数は大変多く、かつ、生物が「環境をうまく利用して自然さながらに」くらしている点が特筆されます。

もっとも目立つのはトビハゼです。魚類としては珍しい、陸上を移動する能力を持っています。野外でもいるところにはたくさんいますが、たいていは人影に驚いて、もの凄いスピードで逃げてしまうものです。
一方、展示では逃げ惑うことも少なく、ヨイショよいしょと胸びれで歩いたり、背中を泥水に塗りたくったり、トリーターが与えた餌をがっついて食べたりするようすを間近でご覧いただけます。

これからじわじわと、水槽を進化させていけたらと思っています。

相模湾ゾーン

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