2015年05月19日
トリーター:岩崎

アラ

アラアラ

太平洋で展示しているキンメダイの水槽にアラを展示しています。
九州で“アラ”といえばクエのことで、鍋物や煮つけなどで味わう超高級魚として知られています。
こちらのクエは相模湾大水槽で展示しています。
キンメダイ水槽に展示しているのは標準和名“アラ”。
成長すると 1mくらいに達する大型の魚で、水深 200m前後の岩礁地帯に生息しています。
クエに負けず劣らず、このアラも知る人ぞ知る高級魚。
大物釣りの対象としても釣り師憧れの魚の一つです。

今回展示しているアラは 30cmくらいの若魚で、キンメダイ採集でお世話になった天恵丸さんが、真鶴半島沖で釣り上げたものを譲っていただきました。
アラは“えのすい”初展示です。
背中側と眼にかけての黒い縦縞が特徴的で、お腹側は全体的に白っぽい色をしています。
カラー的には地味なのですが、流線形のバランスがとれた体型に、鋭く尖った背びれや尻びれの棘がとてもかっこいい魚です。
人懐っこい性質をしている魚のようで、水槽をのぞいていると、アニメキャラクターのようなキラキラした眼で、こちらをじぃーっと見つめてきます。
きっと成魚になると、このあどけなさは無くなってしまうので、今だけ限定のかわいさだと思います。

びっくりしてしまうので水槽をたたいたり、フラッシュ撮影したりするのはご遠慮ください。
子アラとは水槽越しにそぉーっと見つめ合ってくださいね!

太平洋

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