5月下旬の15時30分のイルカ・アシカショー「きずな/kizuna」の時にあったお話です。
イルカパート中、「サワ」がプール底に離れてしまいました。
担当していたトリーターはプール底で魚を吐き戻し遊んでるのかな~と思っていました。
ゆっくりとサワがプール底から上がってくると、口先にはなんとカニを咥えていたのです!!
「なんでカニ!?」
担当していたトリーターはビックリ!
どうして「サワ」がカニをもっていたのか・・・??
私たちの推測によると
浜辺にいたカニがトンビに捕まる→トンビがカニを食べようとする→トンビが誤ってカニをイルカプールに落とす→カニ落ちる→「サワ」がカニを見つける(たぶん一度飲み込む)→「サワ」がカニをトリーターにもってくる
きっとこんな流れだったのではないでしょうか。
トンビに捕まり、「サワ」に捕まりこのカニも大変だっただろうに・・・。
ショーが終わって、カニも可哀想だったね~と話してると
「え!?このカニ生きてない!?!?」とカニを持っているトリーターがいいました。
「いや~可哀想だけどもう死んじゃってるよ~」とみんなで話しながらじーっとカニを見ていると・・・
「動いた!!!」
「本当だぁ!!」
「ちょっと海水に浸けてみよう!!」
「生きてる~!!!!!!!!」
なんと、カニは生きていたのです!
ショースタジアムでカニを見ることのないトリーターたちは、かわいい!!とみんなでカニを囲んで盛り上がっていました。
小さなイワシをカニに与えてみると・・・ハサミで掴みイワシを食べる!(笑)
その姿にみんなで爆笑!
みんなで笑って盛り上がって一日の疲れも吹っ飛びました!
そのカニはキンセンガニという種類で、江の島の浜辺にも多く生息しているそうです。
そして、「サワ」が持ってきたカニは現在、魚類チームの予備水槽で生活をしています。
いつか展示に出る日がくる!かも??
その際は、ぜひ「サワが連れてきたカニ」として展示してもらいたいなと密かに思っています^^