バックヤードみなさま お久しぶりです。
最近、順番がなかなか回って来ず、やや日誌から遠ざかっておりました。
さて、水族館にはみなさまに見ていただく展示水槽の他に、バックヤードと呼ばれる裏方にも、たくさんの水槽があります。
ここには、やって来たばかりでまだ水族館の環境に慣れていない魚たちや、展示水槽に出る準備をしている魚たち、または、怪我や病気で治療が必要な魚たちなど、色々な用途で、さまざまな生き物たちがくらしています。
そんななんとも魅力漂うバックヤードですが、残念ながら一般的にはバックヤードツアーなどでしかお見せすることができません。
そこで、このシリーズでは、普段みなさまにお見せすることができない、バックヤードで飼育している生き物たちのタイムリーな情報を中心に発信していこうと思っております。
栄えある第 1回目は展示にも出ているアナゴの赤ちゃんです。
現在、相模湾大水槽脇の水槽で、透明なアナゴの赤ちゃんと題してアナゴ科の一種の幼魚を展示しております。
赤ちゃんといっても体長は 15cmほどと結構大きいのですが、まだ透明で正確な種が特定できていません。
すみません、本題に入る前に、この展示に関して、ちょっとお話させていただきたいことがあります。
実は大変申し訳ないことにせっかくの透明な姿ですが、砂に潜っていることが多くなかなか全貌がお目に掛かれません。

