2016年12月03日
トリーター:北田

海の中での流行語水槽

ウミエラウミエラ

流行語や紅白などのニュースを見ていると今年ももう終わりかとか、大晦日は笑わないとなど毎年同じことを言っている北田です。きょうはくだらない日誌なのでご了承ください。

今年の後半はペンとかアップルとか関連性の無い言葉を並べた言葉が注目されましたが、ちょっと前までイベントを担当していた私にとっては、それぞれの単語に海を繋げれば全てが海にいる生物になるなと思っていました。実際に作ろうとは思っていませんが、アイデアはこんな感じです。

海のペン(Sea Pen
刺胞動物であるウミエラは英語でSea penと呼ばれています。写真から見て分かるとおり砂の上にささった羽根ペンに見えてきます。飼育だけではなく展示も難しく、体が縮んでしまったり、砂から抜け出てしまいます。

海のパイナップル(ホヤ)
一般的なホヤは、そのゴツゴツした見た目から海のパイナップルと呼ばれ食用となっています。水族館でマボヤの展示を見る際には、水の出入り口を観察してみてください。水の通り孔が 2個あるのですが、しぼむと+か-の形になり、+になった方が水の入り口、-が水の出口と分かりやすいです。


ホヤ

海のアップル(Sea apple
シーアップルという英名で展示されるこの生き物は、ナマコの仲間です。ほとんど動きませんが、アデヤカキンコとの和名が示すとおり派手な体色をしていますので目立ちます。


アデヤカキンコ

と、このように「海」をつけてあげればペンとアップルとパイナップルを同じ海水の水槽でまとめることができます。ただ、みんな底でじっとしているキャラクターなので動きは無いのですが・・・。

現在、どれも展示を行っていませんが、水族館では、このように「Sea ~」と英名の付いた生物、別名「海の~」と呼ばれている生き物がたくさんいます。そう呼んでいるのには意味が必ずありますので、このような機会にぜひ、生物のいろいろな名前を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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