2017年03月25日
トリーター:冨永

3つの姿

みなさんこんにちは!
きょうは、3月 15日にオープンしたばかりのシラスサイエンスをご紹介します。

このシラスサイエンスでは 3つの水槽でカタクチイワシ(シラス)を育成しています。
シラスは成長するとイワシへと姿を変えていきますが、シラスの時期と成魚となったカタクチイワシの時期とでは、同じ魚とは思えないほど姿が異なります。
卵からふ化した魚がどのような過程を経て、シラスへ、そしてカタクチイワシへと成長していくのかを実際に魚を観察しながら学ぶことができます。

ちなみに現在展示しているのは、ふ化後 3か月から半年以上のおとなのカタクチイワシ、ふ化後 30日前後のシラス(みなさんがよく見るサイズ)、ふ化後 15日前後のシラス(まだまだ小さい)をご覧いただくことができます(水槽内で日々成長していくのでふ化後の日数は変化します)。
透明で糸のように細い体が、活発に泳ぐシラスへと変わり、銀色の鱗をもつカタクチイワシへと変化するようすはイワシの一生に触れたような気がしてなかなか神秘的です。

成長段階の違うカタクチイワシを見比べても面白い発見があります。イワシは群れで泳いでいるのが一般的ですが、ふ化後 15日前後の個体はまだあまり群れにはならずバラバラと泳いでいます。その一方で、隣のふ化後 30日前後の水槽ではもうしっかりと群れをつくり泳ぎ回っています。

水槽内で日々成長していくシラスたち。 3つの姿の違うカタクチイワシをぜひ、見に来てください!

相模湾ゾーン

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