2017年06月09日
トリーター:北嶋

大きなタコ展示始めました。

お客さまから見たいという要望が多い生き物がイカ、タコです。
イカは季節もので、寿命が 1年と短く(ほとんどのタコも同様)、毎年旬の生き物として季節展示しています。
タコはタッチプールに年中マダコを出していますが、
「大きいのが水槽で見たい!」
という声が多く、どうしようか、とトリーターたちは悩みました。

というのもタコは、

他の魚やエビと同居が難しい。夜襲うので。
となると、水槽を 1つタコ専用としなければならない。


フタをきっちりしてないと脱走する。
でも陸では生きられない。なので脱走させてはならない。


隠れ場所がないとタコのストレスになるが、見えないと展示している意味がない。
せまい穴倉が好きなので、タコ壺はタコの習性をうまく利用した漁法ですね。


ストレスがひどいと自分の腕を食べちゃったりするくらい繊細。

などなど、実は出す水槽に悩む生き物なのです。

そして、悩んだ結果、6月 1日より大きなタコを展示水槽に出しました。
相模湾ゾーン、坂道の一番下、タカアシガニの手前の水槽です。

種類はマダコ科の一種ということになっていますが、このあたりの漁師さんはミズダコと呼びます。
しかし、ミズダコは相模湾に分布していません。
何者なのでしょうか。

相模湾の深いところに棲む大きなタコをぜひ見に来てください。

相模湾ゾーン

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