2018年04月24日
トリーター:倉形

最近の「ミサキ」と「ヨモギ」

ヨモギヨモギ

みなさん、3月 3日より展示しました「コツメカワウソ」はもうご覧になりましたか?

公開してからまもなく 2か月になりますが、日に日に環境に慣れてきた 4頭のカワウソたち。中でも「ミサキ」と「ヨモギ」たち、日中は空中トンネルを行ったり来たり。時には、トンネルの途中にある透明な四角い箱(通称:中継地点)エリアで 2頭仲良く昼寝をしていることがあり、時々お客さまから展示エリアにカワウソたちが居ないと話されているのを聞くことが有ります。
そのときは、すかさず「みなさんの頭上にいますよ!!」とお声掛けしています。すると、自分たちの頭上でしかも間近にいるのと寝ている(動かないため)ので、撮影ポイントとしても喜ばれています。


「ミサキ」


“空中トンネル”

また、「ミサキ」はまだ 1歳なのでエネルギーがあり余っているようで、起きている間は人間のこどもと一緒で常に遊んでいたいみたいで、私たちトリーターが入室すると傍に寄って来て、甘えるような声や仕草をしたりするだけでなく、「ヨモギ」が気持ちよく寝ているのを邪魔したりと構って構ってといわんばかりにちょっかいを掛けます。
「ヨモギ」があまりにも疲れているのか?イライラしているのか?分かりませんが、時々「ヨモギ」と「ミサキ」の激しいじゃれ合いがプールの中で展開されます。一瞬その場面だけ見ると喧嘩しているかのように見えます。しかし、本気で喧嘩をしているのであれば、体中に噛まれた傷ができます。しかし、「ミサキ」と「ヨモギ」の体には、一切傷痕有りません。

みなさん、もし水族館に来られて「ミサキ」と「ヨモギ」が激しくじゃれ合っている場面に遭遇しても、怪我をしていなければじっと彼らの行動を見守ってあげてください。また、「ミサキ」の素早い身のこなしや「ヨモギ」の大らかな身構えなどなど、みなさんご自身の目でカワウソたち 4頭それぞれの行動観察をして見てください。


カワウソ~木漏れ日のオアシス~

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