2018年05月18日
トリーター:加登岡

続・水中遊び

水中での尾鰭保持水中での尾鰭保持

前回の日誌から約1ヶ月が経ちました。
[ 2018/04/22 水中遊び ]
その後の「セブン」のトレーニングの進捗状況を報告します。
前は水中で胸びれを掴んだりしていましたが、今は尾鰭を掴むこともできるようになりました。
尾びれは「セブン」にとって動力源です。これを掴まれるということは主導権を握られてしまうことに近いです(人も足を掴まれたらうまく身動きがとれませんよね)。
しかし、「セブン」はこれにも落ち着いて持たせてくれます。あの怖がりな「セブン」からは想像もできないくらい、初めからスムーズに持たせてくれました。

さらに胸びれを掴む延長で、胸びれを掴んだまま一緒に泳ぐトレーニングもおこなっています。
私が両手を前に出すと、胸びれを出してきて、それに掴まって一緒に泳ぐのです。
“えのすい”ではスクーターという名前の種目です。イルカたちが泳いでくれて、それに掴まっているだけで、プールの中をどこまでもいけるすごく気持ちのいい種目です。
しかし、「セブン」の場合は少し違います。写真では分かりにくいのですが、「セブン」は泳がず、僕が泳いでいます。「セブン」は身を任せて脱力した状態です。僕が泳ぐのをやめると止まってしまい、そのまま水面まで浮いてしまいます。まさに逆スクーターです。
ちょっとは自分で進んでくれないかなと願いますが、まだまだこの思いは伝わらず。次は自分から進んでくれるようにトレーニング方法を考えていきます。
時間がかかりそうですが、また進展がありましたら報告しますね。


両手を前に出し


胸びれを掴んで


泳ぐ!

イルカショースタジアム

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