2018年06月19日
トリーター:鈴木

フウセンウオ飼育下三世 誕生しました

フウセンウオ水槽フウセンウオ水槽

こんにちは、鈴木です。
すでにシリーズ化しつつありますが、今回も主役はフウセンウオです。

今や新生アイドルのコツメカワウソとともに、6月の雨の日シール(雨の日限定でお配りしている傘マーカーシール)のデザインにも採用され、数、かわいさともに“えのすい”の魚類を代表するアイドル的地位を築いている(・・はずの)フウセンウオですが、きょうはおめでたいご報告です。


今年の傘マーカーシール

前回の私の日誌で、5月で 1歳を迎えた“えのすい”生まれのフウセンウオたちが、只今産卵最盛期、という話をいたしましたが、6月中旬頃よりふ化が始まっております。


今回ふ化したフウセンウオ

つまりこれは、“えのすい”のバンドウイルカや、カタクチイワシに沿った言い方をすれば、飼育下三世!ということですね。
ついにフウセンウオも~世の称号を得るに至りました。

あのゴマみたいに小さかった彼らが、大きくなり、親になり、赤ちゃんが誕生するとは・・。
初孫を持った感覚というのはこういうことなのでしょうか・・。
まあ、とにかく嬉しいですね!

稚魚の育成は簡単ではありませんが、いつの日かフウセンウオの 2世帯水槽を目指して、彼らの子どもたちも大切に育てて行きたいと思います。(現段階でふ化している卵は、産卵初期の頃に展示水槽から回収し、バックヤードで育てていたものです)


発生中の卵

産卵・ふ化などの詳しい情報は、私の長い長い(文章量が・・)フウセンウオの日誌に詳しく書いてありますので、ぜひそちらをご覧ください。

さて最後に、今回も話題にさせていただいた、えのすい生まれ約 250尾のフウセンウオが入った、“えのすい”産完全有機栽培「えのすい小玉ふうせん畑水槽」(仮称・非公式)ですが、そろそろ夏本番に突入いたします。
5℃とかなり低温の水槽なので、展示開始当初( 1月頃)は温度や結露の問題で、いつまで展示できるのか・・?と騒いでいましたが、とうとう夏まできてしまいました。
温度の心配については、水を冷やす機器が頑張ってくれているのでなんとかなりそうですが、暑さが増しガラスの結露がこの先どうなるか・・。
今後も試行錯誤を重ねる次第です。
すでにガラスが曇っている日があり、みなさまには大変ご迷惑をお掛けしております。
大変申し訳ありません。
大変恐縮ではありますが、(個人的には)ぜひこのまま更なる成長を見ていただきたく思っておりますので、今後とも、フウセンウオたちをどうぞよろしくお願いいたします。

バックナンバー
2018/05/23 フウセンウオ 産卵中です
2018/04/17 フウセンウオ 間もなく1歳になります
2018/03/15 フウセンウオ順調に成長中!
2018/02/13 フウセウオの子どもたち展示までの道のり(長文注意!!) ]

太平洋

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