2019年01月05日
トリーター:角張

しましましましま

コトヒキ・イサキ(テーマ水槽)コトヒキ・イサキ(テーマ水槽)

今年の干支は「亥」。
イノシシの子どもは「ウリ坊」とも呼ばれ、身体のしま模様が特徴的です。
今回のテーマ水槽では、ウリ坊にちなんで、しま模様のある魚(イサキ・コトヒキ)やシマクサマウス(個人的にものすごく推してます。かわいい。とにかくかわいい。)を展示していますが、クラゲにも傘にしま模様がある種類がいますので、ご紹介します!
[ テーマ水槽「お正月」 ]

アカクラゲ


しま模様のクラゲといったらまず名前が挙がるのはこのアカクラゲでしょう。
大きな水槽にすらりと触手を伸ばして漂う姿は、いつ見ても引き込まれます。
実は個体によってしま模様の感じが少しずつ違うんですよ!
(写真は昨年のひよどり乗船で採集※されたものです)
※ 東京海洋大学の石井晴人准教授の研究室が調査船ひよどりにて毎年おこなっているクラゲ調査およびサンプリング

クリサオラ・プロカミア


もこもことした口腕が特徴的なクラゲです。傘に茶系のしま模様があります。
プロカミアを観察してもらうときのおすすめポイントは、触手です!
傘のあたりから先にかけてオレンジ~赤のきれいなグラデーションになっています。
マニアックに思われるかもしれませんが、本当にきれいなのでぜひ近づいて見てみてください。

パープルストライプドジェリー


その名の通り、紫色のしま模様を傘に持つクラゲです。
「淑女」という言葉が似合うクラゲかなぁと思っています。あくまでも、個人的な見解ですが。笑
そしてこのクラゲは、私が“えのすい”で働き始めて最初に刺されたクラゲでもあります。
結構痛かったです。今でも刺された瞬間のことを思い出せます。クラゲを扱うときの注意のしかたを教えてくれました。

ニチリンヤナギクラゲ


こちらは クラゲサイエンス に登場しています。
見た目はアカクラゲに似ていますが、アカクラゲよりもオレンジの色味が強いのが特徴です。
相模湾や東京湾には生息していないクラゲで、現在展示しているのは室蘭市立水族館よりいただきました。

みなさんも、ぜひしま模様のクラゲたちに会いに来てくださいね!
今年も“えのすい”のクラゲたちをよろしくお願いいたします!

クラゲファンタジーホール

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