2019年05月04日
トリーター:小形

「ナイス」がナイスな活躍をしています!

フンボルトペンギン「ナイス」フンボルトペンギン「ナイス」

みなさんこんにちは!
大型連休、いかがお過ごしでしょうか?
10連休・・・ 羨ましい限りです。
しかし、連日たくさんのお客さまにご来場いただき、みなさんの笑顔を見ると、私たちも自然と頑張ろう!という気持ちに掻き立てられます。
連休後半も、頑張ります!!

さて、そんな連休中のペンギンショーを盛り上げてくれているのが、3月に名前が決まったフンボルトペンギンの「ナイス」です。

ショーの始めに、トリーターと一緒に飼育舎内を歩き、最後にダイビング台からプールに飛び込むシーンがあります。
今この一連の流れを練習中で、練習を始めてまだ間もないのですが、先日 5月 1日のショーの最中に、最後の飛び込むところまでできたのです!!

その時私はお客さま側に立つMCとしてショーに出ていたのですが、思わず「わー!!」と喜びの声を漏らしてしまいました。
お客さまも、きょう「ナイス」が初めてでてきたことを伝えると、一緒になって喜んでいただき、観てる方々が一体となって喜びを分かち合えた瞬間でした。
とても嬉しかったです。

今もまだ練習段階ではありますが、「ナイス」はやる気満々です!!
練習となると、がむしゃらに私たちトリーターについて来ます。
今後のナイスの活躍に期待していてくださいね!!

そんな「ナイス」ですが、まだまだ子どもな一面もあります。
「ナイス」の生みの親は「グー」と「トップ」なのですが、この 2羽は子育て経験が未熟だったので、経験豊富な「ルビー」と「サニー」という雌のペアに育ててもらいました。
もうとっくに親離れをして独り立ちしているはずなのですが、まだまだ甘えたい気持ちもあるのでしょうか?
朝出勤すると、「ルビー」と一緒に巣の中に居るようすがたびたび見られます。


左「ルビー」、右「ナイス」

独り立ちしたペンギンは、育ての親のところに戻っても追い払われてしまったり、餌を催促しても貰うことができないのが一般的です。
「サニー」の方は、もう完全に子離れを済ませているようで、「ナイス」が巣に居るところに自分が戻って来ると、激しく突ついて「ナイス」を巣から追い出します。
しかしこの「ルビー」だけは違います。
特に餌を与えたりするわけではありませんが、横に一緒に居させてくれます。
「ナイス」の方も分かっているのか、「サニー」が巣から居なくなったのを確認してから、「ルビー」が居る巣に入るようになりました。

「ルビー」は最年長の 29歳、「ナイス」はまだ 0歳。
なんだか一緒に居る姿は、まるで孫とおばあちゃんのようで、微笑ましい光景です。
これからの令和の時代を、元気に駆け抜けてほしいなぁと思います!!

ペングィーン!

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