2019年07月11日
トリーター:櫻井

オワンクラゲ

生物には、光る生物が多くいます。陸生ではホタルがやはり真っ先に頭に思い浮かぶでしょうか。海では発光生物は数多く、深海魚や波間を幻想的に光らせる夜光虫、それにクラゲにも光る種類が多くいます。光る仕組みはさまざまで、光の反射を利用して光っているように見えたり、実際体が光ったりしています。

オワンクラゲの発光は、体内の蛍光タンパク質によるものです。オワンクラゲによって放たれる緑色の光は、陸上のホタルの光が、水に溶けて、クラゲの動きに合わせてゆらゆらと、意思も持たずただただ海中を漂っているように見えます。クラゲを見ているだけでも、なんとものんびりとした不思議な感覚に陥りますが、さらに幻想的な光が加わったオワンクラゲは、とてもこの世の生物とは思えません。
この夏えのすいでは、「ヒカリノエノスイ ~美しい水族館~ えのすいワンダーアクアリウム2019」が開催されます(7月13日~)。オワンクラゲも、主役の一人です。ぜひ幻想的な光に会いに来てください。

クラゲサイエンス

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