最近江の島では、カラカサクラゲやヒメツリガネクラゲが採れ始め、何となく夏の終わりを感じるようになりました。去年の夏と比べると、今年はコモチカギノテクラゲがあんまりいなかったなと感じます。そのあたりの話はまた今度…
もうすぐ、すごしやすい秋がやってきます。というかもう秋? 秋と言えば… いま思いつくのは食欲の秋ですね。なにかと増し増しにしたくなります。お腹すいた。私の食欲とは別に関係ないのですが、最近クラゲサイエンスで「クラゲ増し増し」にしている水槽がいくつかありますので、今週のおすすめはそのクラゲたちにしましょう。
ベニクラゲ
日本には「ベニクラゲ」の仲間が3種類います。種がしっかりと分けられる前、ベニクラゲは「北日本型」と「南日本型」に分けられていました。日本の北の方にいるもの(=ベニクラゲ)と、南の方にいるもの(=ニホンベニクラゲ)は形や大きさが違い、赤くて10㎜以上になるのが北、黄色っぽくて最大でも5㎜ほどにしかならないのが南です。
江の島のベニクラゲ事情はとても面白く、なんとどちらも出現するんです! そしてそれらの出現時期が違いまして~…などという詳しい話は、また今度いたしましょう。
最近江の島の磯場で「南日本型=ニホンベニクラゲ」をたくさん採集することができました。クラゲサイエンスでベニ増しにしております。
北日本型も南日本型も、どちらも展示しておりますので、ぜひ見比べてみてください! 赤い方がベニクラゲ(北)、黄色い方がニホンベニクラゲ(南)ですよ!