2019年10月11日
トリーター:笠川

今週のおすすめ

マツカサウオマツカサウオ

今月末はハロウィンということで、何に仮装しようかと悩んでいる方もいるかもしれません。
ぜひ、海の生き物たちも候補に入れてみてください。
そして、ちょっと他の人とは差をつけたいという方、さらに一工夫として、光るものにするアイディアはどうでしょう。
3種類ほどあげます。

イチオシは、マツカサウオです。
ゴツゴツした体が特徴で、黄色に黒いライン、パイナップルみたいにも見え、おしゃれです。
この体が、松ぼっくり(松かさ)に似ていることからその名がつき、本当にカチカチの体をしています。
初めて触ったとき、本当にびっくりしました。ヒレ以外は本当に魚とは思えない硬さです。
そしてこの魚、光っています。
あごの下あたりが、ぼやぁっと光っています。
ただ、ものすごい弱い光なので、本当に真っ暗にならないとわかりません。
ある水族館が停電してしまったときに光ることが発見されました。

続いて、ヒカリキンメダイ


マツカサウオに比べて、しっかりと光っていることがわかります。
複数で仮装して、コミュニケーションを表現しても面白いかと思います。
マツカサウオもヒカリキンメダイもあごの下や目の下にいる発光バクテリアが光っています。
この光を保つためには、餌にこちらも光るアミエビ(コマセアミ)などを与えることが必要です。

最後に、オワンクラゲ

傘の縁に、ブラックライトをあてると、緑色蛍光タンパクがきれいに光ります。
きれいな輪が見られます。これをうまく活かして衣装を考えてみてください。
頭の上に傘を作るか、スカート風に作るかなど、いろいろな表現が出来るか思います。

衣装をこだわろうと思えば、その生き物のことをよく観察しようと思うはずです。
ぜひ、よく知るきっかけにつながってくれると嬉しいです。

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