ゴマフアザラシの「オガ」と超音波検査の練習をしていることは前回書いたので、ご存じの方も多いかと思います。
[ 2019/12/22 あれからのオガ ]
実はこの超音波検査の練習、ハナゴンドウの「ビーナ」とも練習をしているんです。
「ビーナ」は超音波の音に対しては問題なかったんですが、横臥(おうが)姿勢(体を横向きにした姿勢)がちょっと苦手というか、警戒をしていて顔から胸辺りまでしか横向きになれなかったんです。
なんで横臥姿勢になることを警戒しているのかというと、周りのイルカたちに攻撃された時、尾鰭(おびれ)までプカプカ浮いている状態でいるとすぐに逃げられないからです。「ビーナ」はよく周りのイルカに八つ当たりをされてしまうことが多いので・・・人に対して警戒をするというより、周りのイルカたちに警戒するといった感じなんです。
そこで、落ち着いて横臥姿勢を保っていられるように練習をしようと「ビーナ」と松崎トリーターとともに現在奮闘中であります。周りのイルカたちが落ち着いている時はなんとかきれいな横臥姿勢でいられるようになってきました。
最近 は 2分ほどこの姿勢を維持できたんですよ!!素晴らしい(^^)
でも、「我が道を行く」性格の「ビーナ」はいつやりたくないスイッチが入るかわからない。
このスイッチが入ってしまうと全然前へ進めなくなってしまうので、スイッチが押されないよう少しずつ少しずつ練習を重ねています。
「ビーナ」にも長生きしてもらいたい。なにかあった時にすぐに診察ができるようになりたいんです。一緒に頑張ろうね、「ビーナ」☆
ちなみに、「ビーナ」は“えのすい”へ来て今月で 32年が経ったんですよ♪