2020年02月02日
トリーター:橋本

夢中になる存在

バンドウイルカ「ルイ」バンドウイルカ「ルイ」

よいお天気の日が続いていますね!
まだまだ寒いですが、日中のイルカ・アシカショー「きずな/kizuna」のショー中には「お水かけて~!」なんて声もいただけるようになってきました!

そうそう!
私事ですが、バンドウイルカの「ルイ」と一緒に先月ショーデビューをすることができました!
「ルイ」は大ベテランなのでショーに慣れているのですが、私は周りが全く見えておらず、たまにしか会話に参加できません。笑
余裕がなく、視野もとっても狭いです。
なので、ショーを見てくださっているみなさんのお顔を見ることができないのがとても残念です。
ですが「ルイ」がジャンプをしたり、水しぶきを上げた時、たくさんの歓声や「かわい~」という声が聞こえてきた時は本当に嬉しいです!

さてそんな私の最近の悩みは、「ルイ」が私に集中してくれていない時があることです。
これはとっても悲しいことですね・・・
何よりも私が『「ルイ」に楽しいと思ってもらえていない』ってことだからです。

私に夢中になってくれているか、それとも他へ遊びに行きたい気持ちがあるのかは、どんなようすからわかるのか・・・
そんな「ルイ」の気持ちはまだまだわからないことだらけです。
ですが、先輩トリーターにも教えてもらったことで、「ルイ」と付き合うなかでとても大切にいていることがあります。

それは目をよく見ること。
目をしっかり合わせることです。

最初は私の目の前にいれば、注目してくれていると思ってました。
それでも合図を出すとうまくいかない時があります。
このときは、ただ前にいてくれているだけで気持ちはどこか他にあるんです。
これって「ルイ」にとって一番つまらないことですよね。

例えるなら、学校の授業中に窓の外をちらちら見てしまう生徒・・・ ってところですかね?
席には座っているけれども、心ここにあらずです。
やっぱりこの子もつまらないから集中できないわけですし、何よりもただただ苦痛な時間ですよね。
一方で苦手科目であっても、時間があっという間に過ぎてしまうようなそんな授業をしてくれた先生っていませんでしたか?
「ルイ」にも得意なこともあれば苦手なこともあります。
でもどんなときでも「ルイ」には楽しい時間を過ごしてもらいたいんです!

イルカの視野は 300~ 330度あるといわれています。
そう、向きを変えずにほぼ真後ろまで見ることができるんです。
なので誘惑もたくさん。笑
そんな中でも、「ルイ」が夢中になるような・・・、
そんな存在になっていきたいです(^^)

きずな/kizuna

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