2020年02月05日
トリーター:黒川

初めての展示変更

みなさん こんにちは! 最近は暖かい日が続いていますね!
こんな天気の日にウミガメの浜辺にいると、本当の浜辺でゴロゴロまったり過ごしたいな~なんて思います。

実は先日、水槽の展示変更をおこないました!
今回はその時のお話です。

今回、新しく展示を始めたのは、インコハゼです。


インコハゼは体長 13~ 18センチのハゼで、マングローブが繁るサンゴ礁内湾の、マングローブや枝サンゴの根元などの奥に暮らしています。
日中は巣穴に潜んでいますが、夜になるとエビなどの甲殻類を襲って食べ、日本では、琉球列島で見ることができるそうです。

「あぁ~沖縄行きたいな~」なんて考えながら、早速せっせと水槽のレイアウトを作っていきます。

大きな流木を水槽の中に組んで、黒い石を置いて・・・
水槽が完成したので、Kトリーターにレイアウトを確認してもらったら、
「マングローブじゃなくて、河口(川の水が海に注ぎ込む場所)っぽい」
といわれてしまいました。ショック。
(ショックのあまり水槽の写真を撮り忘れました)

Kトリーターと、マングローブをイメージした水槽作りのスペシャリスト、Iトリーターにいろいろアドバイスをもらいながら、改めてレイアウトを作っていきます。

マングローブだから、ヒルギのような細めの枝やツタっぽい草木を使ったほうが雰囲気が出るよ!
底の砂の色と、石の色は合わせた方が自然だよ!
落ち葉なんか入れてもいいと思うな!
インコハゼが潜んでいるようすも再現できたらいいね!

などなど、アドバイスをもらい、改めて完成した水槽がこちら!


なんとなくマングローブの根元を表現できたのではないでしょうか?
組んだ石の間に隠れられるよう、少し隙間も作ってみました!
インコハゼも狙った通り、木や岩の隙間に隠れています。


水槽のレイアウトを作るときは、その生き物が生活している環境を作ることが第一歩だなぁと実感しました。

皇室ご一家の生物学ご研究

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