2020年03月21日
トリーター:角張

こちらも見ごろに

このところ何となく世間が暗い雰囲気ですが、桜も開花し、春分の日も過ぎ、暖かな日も増えてきていて、春の訪れを日に日に強く感じます。
日が伸びて気温が上がってくると少し気持ちも軽くなる気がしますね。
1日でも早い新型コロナウイルス感染症の終息を願うばかりです。

さて、引き続き閉館中の“えのすい”では、公式YouTubeでの生配信などでも生き物たちのようすをみなさんにお届けしています!
3月19日はクラゲファンタジーホールからの配信で、私も少し登場させてもらいました。[ 貸切えのすい クラゲファンタジーホール
ご視聴してくださった方、ありがとうございました!
つたない話だったかもしれないですが、楽しんでいただけたでしょうか?


生配信でも紹介した いつもと違う照明のインドネシアンシーネットルの水槽。影もきれいです。


こんな感じでいつもと比べるとひっそりしたようすのクラゲファンタジーホールですが、クラゲたちはいつもと変わらず水中をふわりと漂っています。

そんなクラゲたちのなかで、個人的に「見頃だなあ」となっているのが、こちら!


リクノリーザ・ルサーナです。
南米の大西洋岸で見られる根口クラゲ(タコクラゲなど)の仲間で、大きくなってくると 傘の下にある口腕の周りに多数の付属器が生えてくるのが特徴なんですが、これが今、いい感じなんです。
先ほどの写真だと、傘の下のもこもこしている部分が口腕で、その下から細く伸びているのが付属器です。
2018年に初展示して以来、一番大きくきれいに成長しています!(傘の直径 20cmくらい)
成長途中の個体も一緒に飼育しているので、大きさを見比べるとこんな感じです。


直径 5mmもないエフィラからここまで大きく成長してくれて うれしい限りです。
成長段階に合わせて大きな水槽にうつしたり、給餌の方法を工夫することの大切さを改めて教えてもらいました。
早くみなさんにも見てもらいたいです。

最後におまけ。
先日、Yトリーターがカミクラゲを採集してきてくれました!
海にも春が訪れていますよ。

クラゲファンタジーホール

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