
水族館では野外や館内で得られた標本を保存しています。水族館は生き物を展示している場所なので標本を展示する場所はごくわずかですが、それらを保存している場所があります。
先日、そのウミガメの区画を整理していたところ、いろんなものが出てきました。その一部をご紹介します。
「2005年8月 アカウミガメ卵殻」
ウミガメの卵の殻です。乾燥するとこんな感じになります。これからの季節に砂浜でこんなものを見つけたら、近くで子ガメたちが巣立っていった跡です。

卵の殻
「2016年6月6日 オサガメ付着サラフジツボ・ミミエボシ」
憧れのウミガメ、オサガメに付いていたものです。朝一番で漁師さんよりご連絡いただき、漁港へダッシュしました。およそウミガメとは思えない固めのナスのようなオサガメの体に付いて一緒に旅をしていたのかと思うと、ロマンを感じてしまいます。

オサガメとともに
「2018年7月25日 保護アカウミガメ付着フジツボ」
一昨年、茅ケ崎で保護されたアカウミガメにびっちりついていたフジツボです。ここまでフジツボが付着しているのは珍しかったので、とっておいた記憶があります。運び込まれた時にはもうダメかと思いましたが、回復して海に帰りました。今頃どこにいるのやら。

あのカメは今

before

after
これらはごく一部で、まだまだたくさんあります。なのでときどき片付けないと大変なことになります。ですが整理していると正体不明なものや懐かしい物も出てきたりしてなかなか進まないのです。