2020年09月15日
トリーター:水村

クラゲの不思議・・・。

暑い、暑い夏から、少しずつ涼しい風が吹く日が出てきましたね。
でも、まだ暑い。とにかく、今年はマスクもしています、暑くても、少し涼しくても、まだ熱中症には注意が必要ですよー!

さて、本日は私のクラゲって不思議、面白いと思ったお話をします。
クラゲチームは毎日、換水(クラゲのポリプや、クラゲの赤ちゃんが入った瓶やタッパーなどの水交換です)をおこないます。
あるクラゲのポリプの換水をしていると、クラゲの赤ちゃんになりそうなものが、ちらほらありました。


これはストロビラといいます。よくみると。ぼこぼこしていますよね。
この一つ一つがクラゲになります。これは、まだばらばらになっていなくて繋がっている状態です。
クラゲに詳しい方からすると、なんてことない普通のことなんでしょうが、わたしからすると、不思議。繋がっているのに、ばらばらに動いていたり、連動して動いていたり。ポリプからストロビラになって、そこからエフィラ(クラゲの赤ちゃん)が出てくるなんて・・・。何度も見ていますが、じっと見ながら考えてしまいます。

ちなみにこちらの写真にポリプ(左上と、中央下の肌色のかたまり)、ストロビラ(中央下の赤みのあるもの)、エフィラ(ストロビラの上にある、小さくて、薄く赤みがって傘のように見えるもの)が映っています。
 

こんなに小さいエフィラが、水槽に展示されるほど、大きくなるなんてっ!と思うわけです。
まだまだ不思議が増えてきそうですね。

クラゲサイエンス

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