2020年09月21日
トリーター:櫻井

もじゃとつる

家で飼育しているおさかなちゃんに病気が出てしまい、てんてこまいです。クラゲは病気って無いんですかねー。無いことは無いと思うのですが。飼育していてクラゲの病気に苦しめられた事は無いです。採集もののクラゲでは、寄生虫が付いてる個体はいますけどね。
さて、病気知らずですくすく成長したカワイトヒキクラゲの展示状況ですが、絶好調です!

こちらが現在のカワイトヒキクラゲ展示状況。


やばいです。
密です。
数か月前には、ここまでたくさんの個体が奇麗に大きく成長してくれるとは思ってもいませんでした。これは嬉しい。
私の尊敬する、我らが展示飼育のかしら、Kリーダーが、「すごい! 水が濁ってたら東南アジアみたい」と言ってくださいました。こ、これは感無量。
Kリーダーは実際東南アジアへ出向き、フィールドを目の当たりにしています。
そうか、飼育水濁してマングローブ林にして環境再現してみようかな。

こんなに立派です。


付属器がもじゃもじゃです。

裏から見てみましょう。


ヒゲ根付きのもやしが食べたくなりました。

エフィラを出し尽くして力尽きたかと思っていたポリプも、分裂と成長を繰り返し復活してきました。カワイトヒキクラゲはこのように順調です。

前回の日誌(2020/08/29 カワイトヒキクラゲの成長日誌 最終話)では、もう一種類の東南アジア産のクラゲをご紹介しました。アカホシイトヒキクラゲですが、心配していた爆発的なエフィラの遊離は無く、現在7匹、すくすく成長中です。


まだ傘径4~5センチといったところでしょうか。かわいいです。このサイズでも、もうカワイトヒキクラゲとの形の違いがわかります。付属器は立派に伸びていますが、カワイトヒキクラゲのもじゃもじゃと比較すると、つるっとした印象ですね。
アカホシイトヒキクラゲの特徴である、赤い斑紋が傘に出てきたら展示に出す予定です。
つるっとしたシルエットの、「赤い星の糸を引いたクラゲ」の展示もお楽しみに!

クラゲファンタジーホール

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