こんにちは、八巻です。
今年もやってまいりました!深海生物採集の季節です!
冬季は表層の水温が下がるので、深海生物のすむ水深と表層の水温差が少なく、より良い状態で採集できるのです。
ですから、毎年この時期は底引き網漁の漁船に乗船させていただき、深海生物採集を行います。
底曳網漁ではメンダコはじめ さまざまな種類の生物が混獲されるので、それを漁師さんから分けていただいているのです。
しかし、冬季は海が時化ることも多く、なかなか予定通りに乗船できません。
今年も何度も予定が流れ、ようやく本日初乗船となりました!
とはいっても、今回乗船するのは私ではなく、深海班の他のトリーター 2人が行ってくれています。
私は水族館に残り、持ち帰ってきた生物の搬入を手伝う係です。
実は去年は全て乗船組だったので、今回は初めて搬入組として生物の帰りを待つことになりました。
乗船組は今日の未明から底曳き漁船に乗船し、一日かけてさまざまな生物をキープしてきてくれます。
この時期はたとえ出航できても揺れることが多く、船の上は過酷です。
しかし、貴重な機会を最大限活かすことができるよう、準備万全で臨んでくれています。
朝 無事乗船の知らせが届いてから、続々と近況報告が届き、どうやら順調に深海生物採集を行えているようです。
夕方には無事生物を積み込んでこれから帰るとの連絡がありました!
私たちは乗船組がキープしてきた生物を、できるだけ効率よく良い状態で搬入するのが仕事です。
夕方乗船組から大体の採集生物リストが届くので、その生物をどの予備水槽へ搬入するか、リストを作成して整理します。