「ウメ」「ソラ」「コウ」ただいまフンボルトペンギンのヒナが、えのすい史上最大羽数で育っています。
昨年の春に孵化(ふか)した「コウ」、「ウメ」、「ソラ」はもう1年が過ぎ、まだ幼鳥の羽毛をまとっていますが、次の羽換りでは大人の模様にかわります。
そして昨年10月30日、11月30日に孵化(ふか)した「ユメ」と「ホワイト」のヒナと「フク」と「マーチ」のヒナもトリーターの手から直接魚を食べ始め、独り立ちも間近です。
でもプールで泳いでる姿はプールが楽しくてしょうがない子どもと一緒で、グルグル泳いだり誰かにちょっかいを出してみたり、あっちこっちつついてみたり、好奇心いっぱい、見ていて飽きません。

ユメとホワイトのヒナ

フクとマーチのヒナ
そしてさらにもう2羽、どちらも「マリー」の卵から生まれたヒナですが、1羽はベテランペンギン「ルビー」と「サニー」の雌雌ペアに、もう1羽は同時期に自身のヒナをなくしてしまった雌の「グー」が1羽で育てています。
どちらも巣箱ごとアクリル板に囲われているので見えにくいのですが、運が良ければ正面の岩上段にある巣の前に、グーが育てているヒナが出てきている姿が遠目からですがご覧いただけることがありますよ。
2羽ともまだ柔らかい綿羽(めんう)に包まれていてまもなく防水機能がある幼鳥の羽にかわる頃です。

ルビーとサニーが育てているヒナ

グーが育てているヒナ
こんなふうに大人の羽に換る前のペンギンが一度に7羽いるというのは、“えのすい”の歴史をさかのぼってみても初めてのことです。
今まで最高でも4~5羽でしたので、担当トリーターたちの努力の賜物です。
いつもヒナたちの声が響いているペンギン舎内も保育園のようでなごみます。
ぜひこの機会にヒナたちを見に来て、やんちゃな「コウ」、「ウメ」、「ソラ」、ご飯をせがむ秋生まれの2羽、そしてこれからちょこちょこお目見えし始める今年生まれの2羽、成長の違いを比べてみたり、好奇心いっぱいのようすを観察しに来てくださいね。
そして昨年秋生まれの2羽はただいま名前を募集中です。11日(日)までです!
本人たちを見て素敵な名前を付けてあげてくださいね。