2021年08月29日
トリーター:大内

負けず劣らず

This is 地味

日本の淡水魚(川魚)はそれはそれはおとなしい体色をしています。
そもそも淡水魚という言葉すらパッとこない方も多いと思います。
私はそんな地味な淡水魚が大好きです。
色は地味でも特有の生態だったり、時期に寄っては熱帯魚に負けないくらいの派手さを持つ種もいます。

今日はそんな中でも私が人生で一番最初に
キレイだな~
っと思った淡水魚をご紹介します。

多摩川や相模川等の中流域に生息するオイカワという淡水魚です。
この淡水魚は周年、銀色の体側に緑がかったキレイな線状の模様があり、それだけでも十分キレイです。

さらにオスは5月~8月にかけて婚姻色と呼ばれる体色にバージョンアップします。


オイカワ

写真の個体は先日、川で採集してきた個体の中で一番体色がキレイだった個体です。
熱帯魚に負けず劣らず、シャープな体系に色鮮やかな体色についつい目がいってしまいます。

“えのすい”ではこのオイカワ、川魚のジャンプ水槽で展示しています。写真の個体も展示していますので、婚姻色がキレイなうちにご覧いただければと思います。

日本の淡水魚は奥深いです。みなさんの
こんな魚もいるんだ!?
という発見になれるよう、更新していきます。

相模湾ゾーン

RSS