2021年09月07日
トリーター:黒川

クロウミ・・・

きょうは私の最近のおすすめの生き物、「クロウミウマ」をご紹介します。
こちらがクロウミウマです。


その姿を見て「あ!」と思った人もいるはず。
そう、タツノオトシゴと同じヨウジウオ科の魚です。

内湾の浅いところに棲んでいて、汽水(海の水と川の水が混じるところ)などでも見られます。
多い時は 1,000個近い数の卵を、オスが「育児のう」という器官で守ります。
ちょっと不思議な見た目をしていますが、もちろん魚の仲間で、尾びれがなく、流れ藻など他のものにまきついています。

展示水槽では、サンゴにまきついてジーっとしていたり、ふわふわと流れに乗って漂っていたり、ごはんを食べる時は、ビュッと勢いよく頭を伸ばしたり、動きがとってもかわいいです。


私は、このクロウミウマには、ある思い出があります。
超余談ですので、お時間のある方は読んでください。
以前、私が“えのすい”でアルバイトをしていた頃、また別のクロウミウマがやってきました。
「かわいい魚だなぁ」と思った私は、先輩トリーターに名前を聞きましたが、うまく聞き取れず「クロウミウオ」と名前を勘違いしていました。

ある日、当時、暖かい海の担当だったSトリーターに、
黒「Sトリーター!クロウミウオの給餌終わりました!」
S「、、、、、、、、、。はっはっはっはっは!え?なんだって??」
黒「えっ、クロウミウオの給餌終わりました、、、、」
S「はっはっはっは!(大爆笑)」
黒「なんで笑うんですか!」
S「はっはっはっは!(大爆笑)」
黒「笑ってる理由を教えてくださいよ!」
S「はっはっはっはっは!(去っていくSトリータ)」
黒「待ってくださいよ!Sトリータァァァ!!!!」

後で名前を調べたら、クロウミウマでした。馬でした。

この一件以来、私は、分からないことは自分でちゃんと調べよう、そして、聞き取れなかったことは(聞きづらくても)ちゃんと聞き直そうと心に誓いました。
もう一生名前を間違えません。クロウミウマ!!!!

そんなクロウミウマは、「太平洋」の暖かい海で展示をしています。
全身真っ黒で意外と見つからないクロウミウマですが、“えのすい”に遊びに来た際に、ぜひ探してみてくださいね!

クロウミウマ!!!!

太平洋

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