2021年10月22日
トリーター:秋山

やってみてわかること

“えのすい”に入社して十年以上経ちますが、今月初めての経験をさせてもらいました。
それはなにかというと「イルカの採血」です。

「いやいや、いままでもイルカの採血に携わってきてるでしょ⁉」と言われてしまいそうですが…(笑)、今回は「尾びれを支える側」ではなく「針を刺す側」です。

イルカの採血は、血管の位置が比較的わかりやすい尾びれに針を刺しておこないます。
いつもは「獣医が針を刺しても落ち着いていてね」と、尾びれを支えながらイルカを見守る立場でした。
しかし、今回は針を刺す側。
久々に少し緊張しました、、、。


血管の位置が比較的わかりやすいとはいうものの、見る角度や光の当たり方が少し違うだけで血管の位置が見えにくくなってしまうんです。
天候や場所、尾びれの向きや保持の仕方が担当トリーターによって多少違ったりしますが、どんな状況でも血管に当ててくれる獣医の技量を改めてすごいなと実感しました。

今回はカマイルカ「セブン」の採血をおこないました。
尾びれの写真を撮ってみたので、獣医になったつもりで一緒に見てみましょうか??


こんなふうにトリーターが尾びれを支えてくれています。
いかがでしょう??
どこが血管の位置かわかりますか??

では、もう少し近付いてみましょう!


少し角度も変えてみましょうか??


光の当たり方が少し変わりましたね。
写真だけでは、さらに難易度が高い、、、。

今回は、この赤丸のところに針を刺しました。




無事に検査に必要な量を採血することができました。
たくさん練習に付き合ってくれた「セブン」や担当トリーター、獣医のみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも落ち着いて検査に協力してもらえるよう動物たちとトレーニングに励み、獣医にとっても検査しやすい状況を提供できるように努めていきたいと思っています!
動物たちが少しでも長く健康で過ごしていけることが私の願いです!!



協力してくれたカマイルカの「セブン」。

イルカショースタジアム

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