2022年01月19日
トリーター:佐野

おかえり

この時期になると湘南海岸は時々ハマシギの群れが見られます。
波打ち際を歩き、砂の中のゴカイやヨコエビなどを採餌するようすは遠目にもよく目立ちます。
ユーラシア大陸や北アメリカ大陸で繁殖し、越冬のためこの時期に日本へやってきます。世界で 10亜種が記録されていますが、日本ではアラスカの北西部の亜種が確実に見られることが近年の研究で分かっています。
ハマシギをはじめ、渡り鳥や漂鳥を見つけると季節の移り変わりを感じるとともに、なんとなく「おかえり」なんて思ってしまいます。

“えのすい”にも最近「おかえり」な生物が。

トロピカル水槽のニシキエビの摂餌不良が続き、バックヤードへ移動しておりました。
食べなくなるのは脱皮の兆候とのことですが、食べない日が続くほど、体調不良を心配しておりました。
先日脱皮し、食欲も戻ったため再び展示に戻ってきました。
展示直後はサザナミフグに追われ、ひやひやしましたがなんとか落ち着きました。
正面左側の穴の中に隠れていることが多いので触覚がちょこちょこ動いているのが見えるかもしれません。
もう少し見やすくなるような配置を考え中です。

※ニシキエビの展示は2023年2月17日をもちまして終了しました。

太平洋

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