2022年02月03日
トリーター:黒川

トロピカル水槽のフグたち

最近、トロピカル水槽のフグが充実しており、私は改めてフグのかわいさを実感してます。
今回はトロピカル水槽で暮らすフグたちをご紹介します。

1, サザナミフグ

水槽の中でも比較的大きいフグです。
私は、以前トロピカル水槽にいた、もう二回りくらい大きなサザナミフグに小指をかまれた思い出があります。
ものすごく痛く、傷になったので、潜って作業をする時はこのサザナミフグにも注意しています。
以前、脱皮のために予備水槽へ移動していたニシキエビをトロピカル水槽に戻す際も、自分より体の大きなニシキエビを追いかけまわし、尾を突いたりしていました。度胸のあるやつです。かわいい。


2, コクテンフグ

よく水槽の最前列を横切るように泳いでいるので、見つけやすいかもしれません。
目と口まわりが黒く、英語では犬顔のフグという名前がつけられています。口からチラッと立派な歯が見えてちょっと怖いですが、顔は確かに犬っぽい、かわいい。


3, モヨウフグ

モヨウフグは、ヒョウ柄のような模様をしていて見つけやすいです。
コロンと丸くて、茶色っぽい体色から「黒糖まんじゅう」とこっそり名前を付けていました。
大きくなると強靭な歯でホースや配管を噛んで悪さをする、いたずら好きな性格ですが、今は潜ると「餌がもらえる!」と真っ先に泳いできます。
小さなひれで一生懸命泳いでくる姿、かわいい。


4, コンゴウフグ

コンゴウフグは、四角い体にピンと出た角、目が覚めるような黄色い体色をしていて、見るからに人気者感のあるフグです。
体が小さく見つけにくいですが、いつもだいたい水面の辺りを泳いでいます。水槽に潜っていると、顔の周りをウロウロ泳ぎます。このおちょぼ口がまた、かわいい。


5, スジモヨウフグ

私イチ推しのスジモヨウフグです。
砂に潜る習性があるのですが、よくトロピカル水槽の壁際に、“チーン”と休んでいます、ピクリともしません。
お客さまから「え?あのフグ死んでる??」とよくいわれています。大丈夫です。そういう魚なんです。にしてもこの“チーン”具合、かわいい。

ご紹介したフグたち、ぜひ探してみてください。

※ニシキエビの展示は2023年2月17日をもちまして終了しました。

太平洋

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