2022年02月13日
トリーター:山本

日替わりのクラゲ水槽

1月後半くらいから、クラゲサイエンスでは期間限定で特別なクラゲ水槽を設置しています。

えのすいクラゲチームは、毎日江の島でクラゲ採集をおこなっています。
そう、雨の日も風の日も(可能な限り)、「毎日」です。
“えのすい”が海沿いにあることを最大限生かし、業務の合間を縫って江の島へ行きます。

この水槽では、その日に江の島で採れたクラゲをそのまま展示し、紹介していきます。つまり、日替わりのクラゲ水槽です!覚えていただけていたら嬉しいのですが、同じようなことを一昨年と去年の9月テーマ水槽でおこなっていました(2021年10月13日 9月テーマ水槽~毎日クラゲ採集 2021~)。
この水槽が、ついにクラゲサイエンスに進出です!
となりのパネルには、その日の採集者が手描きで自由に書きたいことを書くので、毎日違った個性的な内容をお楽しみいただけると思います。こんな感じで。

恐らく、そのうち何も採れない日も出てくると思います。
でも、そんな時もあるよねーと、ゆるい気持ちで見守っていただけたら幸いです。

ちなみに本日の採集結果はこちら。

先日の雨の影響でしょうか、海は結構濁り気味で、川由来の物と思われる木の破片などが浮いておりました。そして採れたのがオオタマウミヒドラ一匹。水槽が少し寂しいですが、これが今日の江の島のリアルなクラゲ事情です。
ちょっと前にはコツブクラゲが大量発生していたり、ミズクラゲのエフィラ幼生が連日採れていたり、多少傾向はあるものの、やはり日によって違うので見逃せません。
クラゲのラインナップ的には、段々と春に近づいていってるような気がします。そろそろジュズクラゲやコノハクラゲが出てくる頃でしょうか。こうやって予想するのも楽しいですね。

こんな感じで、すぐそこの江の島にいるクラゲたちの存在を、この水槽を通して知っていただけたら幸いです。
手描きのパネルも、毎日その日の採集者が魂込めて書いておりますので、ぜひご覧ください。

クラゲサイエンス

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