2022年02月15日
トリーター:大内

砂場 de かくれんぼ

もういいかい?
まーだ、だよ。

幼い頃かくれんぼで遊んだ記憶はありませんか?

どこが見つかりにくいか考えたり、オニの動きに合わせて隠れる場所をこまめに変えたり、隠れていてあまりにも見つからないと、自分から見つかりやすいところに移動したり、隠れる側は楽しみ方がいろいろあります。

オニはオニで見つける楽しさがあります。

“えのすい”の中ではかくれんぼの達人がひしめく水槽があります。

ダイナミックな波が押し寄せる水槽の隣りの潮溜まり(タイドプール)です。

昨年の夏に水槽底を小石から砂に替えたことで底生性の魚類たちが好む環境となり、今ではいろいろな魚類たちが砂に隠れて生活しています。

日によってはかくれんぼのレベルは異なりますが、いつも見つけやすい種類はホタテウミヘビやフグ類です。

水槽底を見渡せば大抵顔が出ています。

こんな感じに。

ホタテウミヘビ/フグホタテウミヘビ/フグ

もっと難しいのがツバクロエイやシマウシノシタなどの平たく、完全に砂の下に潜り込んでしまう魚もいます。

そうなると、一見ただの砂なので見つけるには根気が必要になります。

じぃ~~~っと砂を見つめ、えらの動きで砂が微妙に動くところを探すのが見つけるコツです。

上の矢印の部分に鰓があって、黒く縁どられた感じで潜っています。
潜っているツバクロエイです。これでも難易度は低めですよ。
完全に砂をかぶってしまうとぜんぜんわかりません。


みなさんが、気付かないで素通りしてしまいそうな砂の下にはおもしろい形だったり生態をもった魚が潜んでいたりします。


そのほかにも、ホウボウやシロギスたちが砂地で生活しているようすも観察できるので、“えのすい”へご来場の際は、潮溜まり(タイドプール)に足を運んでオニになったつもりで砂に隠れる魚たちを見つけてみてください。

相模湾ゾーン

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