2022年03月15日
トリーター:堀内

春を感じる

暖かい日が続き、外を歩くのが気持ちの良い季節になってきました。しかし、嬉しい反面花粉症の方には少辛い季節ですね。
この時期になると桜の開花予想のニュースが良く目につくようになってきました。神奈川県の開花予想は3月25日だそうです。もうすぐですね。
まだまだ、わいわいとお花見は楽しめそうにないですが、桜の花を見ながら散歩をしたり家族でお花見をしたり、季節を感じながら春を楽しみたいですね。

“えのすい”では、桜の木はありませんが桜のようにきれいなピンク色の生物がたくさんいるので紹介していきます。

まずは、名前にサクラが入っている「サクラダイ」

ハタ科の仲間で体色はやや赤みの強い色に体側に白斑が入っています。
名前の由来は、オスの体側に桜の花びらをちりばめたような模様があるためなどといわれています。体にサクラ模様のある魚。なんとも素敵な名前です。ちなみに英名もCherry bass.
メスにはこの桜の花びらをちりばめたような模様はなく、全身淡いオレンジ色に背鰭の真ん中に黒い模様があるのが特徴です。同じ水槽にオスとメスで泳いでいるので見比べてみて下さい。

クラゲファンタジーホールでは、水槽の周りに桜のマッピングが映し出されています。

クラゲと桜のコラボレーションが見られるのは今だけ!
ゆらゆら漂うクラゲとひらひら舞う桜の花びらで癒し度が増したクラゲファンタジーホールになっています。

トロピカル水槽にはスミレナガハナダイがいます。

ハタ科の仲間でオスの体側の真ん中に濃いピンク色の四角い模様があります。早咲きの河津桜のような色合いです。とても特徴的な模様で水槽の中でも目立つ存在です。
メスにはこの四角い模様はなく、体色も綺麗な黄色をしていて体型は同じですが一見違う種類かと思ってしまうほどです。

ペンギン水槽にもピンクがあります。
フンボルトペンギンの「ユメ」です。

ピンク色のタグを付けています。“えのすい”のペンギンたちには、個体識別のために翼の付け根に色のついたタグを取り付けています。ユメは2010年3月20日に“えのすい”で孵化しました。現在11歳のメスでもうすぐ12歳の誕生日を迎えます。他のペンギンよりもクールな性格をしているそうで、この写真も少しすましたようなスンとした表情に見えます。

最後は、イルカショースタジアム。
バンドウイルカの「サワ」です。

「サワ」は2012年6月1日に“えのすい”で誕生しました。現在9歳、まだまだやんちゃざかりのメスのバンドウイルカです。
バンドウイルカの体表は灰色をしていて、腹側は白や薄い灰色をしていますが、「サワ」はお腹がきれいなピンク色をしています。「サワ」だけでなく、「サワ」のお母さんの「ルイ」やお姉さんの「ミレニー」も同じくピンク色をしているのが特徴です。家族そろってお腹がピンク色をしています。似ているのはお腹の色だけではなく、顔つきもそっくりな親子です。

“えのすい”でも春を感じられるさまざまなピンクを紹介していきました。少しでも春を感じてほっこりした気持ちになってもらえたら嬉しいです。

RSS