先月の5月3日にトリーター日誌( もうすぐ“こどもの日“ということで・・・公開前の魚の子どもたちをご紹介! )で紹介した「ハタハタの赤ちゃん」をついに展示することができましたので、お知らせします!
今年の初めに青森県の浅虫水族館の協力で受精卵をいただき、2月に無事ふ化した子どもたちです。
ふ化したての頃は 1cmほどで、身体もほぼ透明でした。
透明だった体には色が付き、成魚と同じような斑紋も体側に確認できるまでになりました。
胸びれも大きくなって、器用に羽ばたいて水中をパタパタ飛ぶように泳いでいます。
心配していた餌の方は生きたプランクトンからの切り替えも順調で、今では冷凍のアミやシラス用の人工餌料まで何でも食べるようになりました。
ちなみに“ハタハタ”の名の由来は、“パタパタ”ではなく、晩秋から初冬の雷のよく鳴る時期に漁獲されることから、古語の擬音語「ハタハタ(現代のゴロゴロにあたる)」に由来するとされています。
また、雷が鳴ることを古語で「はたたく」といったそうです。
まだまだ、小さいので成魚とは一緒にできませんが、そのうちもっと大きく成長したら、バックヤードにいる兄弟たちとも合わせて、ハタハタだらけの水槽にできたらともくろんでいます。
次は、コンペイトウの番ですね。
展示公開ができるようになりましたら、またお知らせしたいと思います。
※ハタハタの赤ちゃんの展示は2022年8月24日をもって終了いたしました。