2022年06月27日
トリーター:大下

育て

水族館では展示にある水槽だけでなく、来館されるみなさまが見る機会がない予備の水槽があります。
予備水槽ではケガや病気の治療、水族館に来たばかりのさまざまな生物を静養させる場として活用しています。
また、展示に出すにはまだ幼い魚を成育する場所でもあります。今回はただ今、「育て」中の魚たちをご紹介します。

まずはアオミシマ


正面からの顔とエビを食べようとホバリングみたいに胸びれを使っている姿に愛嬌があります。

次はイシガキダイたち


5匹いますが、一番度胸があるのは一番体が小さいイシガキダイです。

そしてシイラ


“えのすい”に来た当初から、餌を良く食べています。今回、ご紹介した魚たちの中でも一番物怖じしないシイラです。

ご覧の通り、ピンセットを使用して給餌をしていますが、これには目的があります。
アオミシマは確実に餌を食べているのを確認しつつ、成長させるのが目的です。
イシガキダイとシイラは食べているか?の確認もそうですが、ピンセットによる給餌から、健康管理のトレーニングへとつなげることができます。
イシガキダイはトレーニングに応じることに対して、秘めた才能を元々持っている魚種だとは思っています。
今回のシイラはイシガキダイと同じぐらい秘めた才能を持っているように感じています。
育てるのは当然ですが、ご紹介した魚たちの成長記録をしっかりと残して、当館から発信をしたいとも考えていて、盟友Sと再タッグを結成して海外での発信も視野に入れております!
これからの成長が非常に楽しみな魚たちです!

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