炎天下だろうが、極寒だろうが、毎日掃除しているカメプール。
デッキブラシでコケをゴシゴシ擦ります。
私は人より新陳代謝がいい方なのでちょっと動くだけで滝汗・・・それでも私たちのお仕事は「展示」飼育なので、少しでもみなさんにウミガメがよく見えるよう太陽に負けずに日々ゴシゴシしています。
そうやってアカウミガメのプールを一心不乱に擦っていると・・・
底でまったりしていた「ジロウ」(こんな名前ですが女の子です!!!!)が浮上。
なんのポーズかわかりますか?
甲羅をこすってぇ~のポーズです。
たまたまそういう風に見えるだけでは?と思った方は次の動画をご覧ください。
逃げない、動かない、されるがまま!
野性のウミガメは岩などに甲羅を擦りつけてコケを落としたりしています。
でもこの子たちは人間が擦ってくれること覚えたため、掃除をしているとこうやってやってくるのです。
頭をごしごしするとこーんな顔になります。
うっとりって感じ?
アオウミガメのプールも同様に掃除します。
アカウミガメのプールを一通り掃除し終わってからのアオウミガメのプール・・・もう汗で顔びちょびちょ・・・しんどい・・・。
でも少しすると奴がやってくるのです。
じり・・・
じりじり・・・
だーれだ。「エル」です。
さぁ、デッキブラシを確認した「エル」
そのまま体の向きを変え・・・
今、ピットイン!!
きょうは背中の気分のようです。
お尻付近を擦ってほしいときはちゃんとお尻からピットインします(笑)
こんな風に来られちゃどんなに掃除を早く切り上げたくても少し甲羅ゴシゴシしちゃいますよね。うーん、見事にカメに人間が操られている・・・。
もちろん、乗り気じゃないときは寄ってきませんし、めちゃくちゃやってほしいときは永遠にストーカーしてきます。ほんと、頭いいなぁ。
ちなみに、ウミガメに噛まれると簡単に骨折します。骨折で済んだらよい方かも。
そのため最初は寄ってくるウミガメたちとの距離感が分からずめちゃくちゃ怖かったのですが、今は擦ってほしそうな動きがわかるようになってきました。
今回はアカウミガメの「ジロウ」とアオウミガメの「エル」をご紹介しましたが、他のウミガメたちもよく甲羅磨きを催促しているので、デッキブラシを持ったトリーターを見かけたときはちょびっと観察してみてください。