2022年08月21日
トリーター:加登岡

徐々に大きく?

ニシキエビがまた脱皮をしました! “えのすい”に来てから 3度目の脱皮です!
脱皮前には食欲が落ち、全くごはんを食べなくなります。
始めのころは、我々も体調が悪いのか、脱皮なのか判断ができず、不安になっていたこともありました。その時は脱皮だと信じて、バックヤードに下げて、脱皮を待ったものです。
しかし、一回脱皮を経験した我々は、何となく摂餌不良=脱皮前の前兆とわかるようになり、食べなくなったらバックヤードに下げるようにしていました。
また、食べなくなってからも、脱皮するまでには 1週間くらいかかったりするので、判断するには充分な時間があります。

2回目の脱皮の時もその判断でバックヤードに下げて、無事脱皮をしていました。
なぜ、バックヤードに下げるのかというと、脱皮直後のエビやカニは身体が非常に柔らかく、外敵に襲われることが多いのです。
ただ、この 3回目に関しては、食べないなと思った翌日に脱皮しました。しかもトロピカル水槽の中で。周りに他の生き物もいますが、お構いなしに脱皮してくれました。もちろん自然界では当たり前のことですが、トロピカル水槽の環境にだいぶ慣れてくれたのかもしれません。
前回の脱皮殻と今回の脱皮殻を比べてみました。

左が前回の脱皮殻(乾燥標本)、で今回が右側です。さてどれくらい大きくなったのでしょうか?といってもどこを計測していいかわからなかったため、黒線の部分を計測しました。

前回が 145.0mm、今回が 146.3mm・・・・・・ 約 1mmしか変わっていない・・・
これはほぼ誤差の範囲だ・・・

乾燥した標本との比較なのでちゃんとした記録ではないですし、ちゃんとした場所を測っていないので、何ともいえませんが、測るべき場所を測れば成長がみられるのでしょうか? 課題が残りました。

ニシキエビ自体は元気です。脱皮後は気分が変わったのか、なぜか水槽の上の方にいます。

ちょっと見やすくなったかもしれません。
まだまだ大きくなるニシキエビ! いったいどこまで大きくなるのでしょうか?
最近は上がお気に入りのようです。ぜひ一回り大きくなったニシキエビを見に来てください。

※ニシキエビの展示は2023年2月17日をもちまして終了しました。

太平洋

RSS