2022年09月17日
トリーター:今井

ペアの事情

相模湾大水槽には約100種類の魚が泳いでいます。
その中で、正面右側の目線辺りには、あまり泳がずに群がっているたくさんの小魚がいます。
名前をクロホシイシモチといいます。淡い地味なオレンジ色のいかにもおとなしそうな魚です。
この時期、少しだけ時間をかけてご覧いただきますと、仲の良さそうに寄り添うペアが(次々と)見つかると思います。
意外にも色彩のくっきり感じられる方が雌で、産卵前のデートも積極的に見えるペアが多いようです。
雄の方がちょっと頬張った感じに見えるペアは、産卵後で、口内で卵を守っているからです。
その間はもちろん食事はできません・・、多分(;’∀’)・・・。
一通りの役目を終えても、まだ雌が一緒に寄り添っているなんて、なんともほのぼのとした気持ちになりますが・・。
水槽内の環境によっては、新しい雌の場合も考えられます・・。
また、雄が卵を途中で食べてしまう事も・・・。いや雌だって食べてしまうそうですし・・・。
孵化するまで事情によって、いろいろあるようです。

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