2022年11月23日
トリーター:櫻井

現場から離れていつもと違うことを考えてみる

先日、ニ泊三日で研修を受講してまいりました。
このような機会を与えてくださり、客観的に自分を見つめ直すきっかけとなり、一皮も二皮も化けの皮が剥がれて帰ってまいりました。

初日:館から離れて座学三昧というのも新鮮でリフレッシュできました。
二日目:階段を上り下りすると動機息切れするようになり、体の異変に気付き始めました。
三日目:普段の呼吸法ができなくなりました。

ご飯がとても美味しく、何回もおかわりして、摂取カロリーと消費カロリーのバランスが短期間に著しく崩れたことが原因の一つであると考察できます。
あとは、やはり常に動いている日常から座学オンリーになった事自体が、心身への大きな変化だったのだと思います。こんな短期間で体に変化が生じるとは…。
恐るべし、加齢。
自律神経系が普段通りに落ち着くまでしばらくかかりました。

研修内容はというと、組織内における自己の立ち位置と付加価値の確認、現ポジションに求められる役割、今後の立ち振る舞い、周囲との付き合い方、みたいなことをやったような気がします。
お馴染みのトップダウンとボトムアップによる組織形態、巻き込む力システム思考、アサーション?とインストらくしょん…
思考回路が切断するかと思いましたが、少しで済みました。

さまざまな職種で、やっていることも取り扱っている物も違うのに、同じ立場での抱えている悩みや課題というのは全く同じなのだという事に気付かされました。

水族館で働くのに、このような自己啓発は無縁ではないかと思われるかも知れませんが、めちゃくちゃ重要なのです。
自部署内にも考えの異なる上司と部下がいて、他部署間の連携が取れないと円滑な展示とイベントが回らず、他園館や共同研究施設とのお付き合いが無ければクオリティの向上には繋がりません。
つまり、今回必死に過ごした座学三昧の三日間は、みなさんがご満足いただける水族館を作るための投資だったわけです。

今回の日誌は、生き物が全く出てきませんでしたが、次回からはまたごりごりの生物ネタをご紹介しますね。

はりきって新調した、普段あまり使用しない名刺ケースは今回あまり出番がありませんでしたが、とても実のある、有意義な時間を過ごすことができました。
一緒に受講されたみなさん、お話しした方もできなかった方も、お疲れさまでした!

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