2022年12月25日
トリーター:西川

灯りに慣れたヒカリキンメダイ

ヒカリキンメダイヒカリキンメダイ

メリークリスマス!きょうはクリスマスですね。
今回は、ちょっと変わったヒカリキンメダイをご紹介します。

“えのすい”で展示中のヒカリキンメダイは、暖かい岩礁域で暮らす暗がりを好む種で、目の下にある大きな発光器(微生物を棲まわせて光る生物発光)を利用してコミュニケーションをとったり、餌を誘引しているといわれています。
水槽には、ヒカリキンメダイが快適にくらせるように、岩で光を遮るようにして暗がりをつくっています。
ヒカリキンメダイはその暗がりが好きでしばらくはそこに潜むようにして毎日決まった場所にいたのですが、最近は水槽内を散歩するようになりました。

光の中のヒカリキンメダイ光の中のヒカリキンメダイ

これは、水面から撮影した画像。とても明るい場所に真っ黒のヒカリキンメダイが!ヒカリキンメダイの生態を知っていると、不思議な光景に見えます。
このように明るい場所に来るのはいつも同じ子です。
見える場所に来てくれるのは嬉しいことですが、明るい場所に慣れた影響か、あまり光らなくなってしまいました。
クリスマスシーズンの終わりを教えてくれているのでしょうか。

館内の展示もクリスマスの終了を境に一部変更しています。
少し変わった館内をぜひ観に来てくださいね。

太平洋

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