今年も冬のアイドル達そろいました。
ダンゴウオ、ウバウオ、スナビクニンの三大アイドルです。
ウバウオは割となんでも食べてくれるのですが、ダンゴウオとスナビクニンはなかなか水族館の冷凍エサを食べてくれません。
なので、海で小さなアミエビを採ってきたりして手をかけないといけません。
しかし、冬の日中はアミエビの採集成績があまりよくありません。
いるにはいるのですが、時間をかけないとお腹を満たす量が集まらないので、作業の合間にちょっと調達しに・・・ではお腹を満たせません。
どうしよう。
悩んでいた私は、館内のとある水槽を見てひらめきました!
太平洋のハタハタのいる水槽の右下、ホヤがいるんですが、ホヤのところに無数にうごめくインベーダー的な動きの生き物がわいています。
ワレカラです。
ワレカラは面白い生き物で、親が子どもを保育するので、環境が良い水槽だとめちゃくちゃ増えるんです。
ホヤの近くはワレカラにとって、とても良い環境のようです。
これ、食べるかも?
水槽から少しワレカラを採ってあげてみました。
食べた!
スナビクニンも。ダンゴウオも。
これならちょっとずつ毎日あげられます。
あげても水槽で増えてくれますしね。
館内でこうやって食べるものの生産と消費がマッチして完結できるってことも嬉しい。
探すと館内でヨコエビが勝手に増えていたり、ちいさな巻貝が増えていたりするので、こういうものをごはんに活用するってありですよね。
ダンゴウオ、スナビクニン、ウバウオは相模湾キッズ水槽、ワレカラは太平洋の冷たい海のハタハタを展示している水槽にいます。